じゃがいもについて
須田農場のじゃがいもは、芋の風味がとても強いのが自慢です。
じゃがいもの美味しさは土で決まります。土がよければ、じゃがいもが健康に育ちます。
健康に育つと、そのじゃがいもの持っている本来の味が強くなります。
だから、僕たちの畑では、じゃがいもづくりは土作りだと思って、土壌の改良をし続けています。
細部までこだわった土作り
植物が成長するには、窒素、リン酸、カリウムの3要素が必要と言われています。
農家は、この3つが植物に行き渡るように肥料をまきます。ただ育てるだけなら、この3つが不足しないようにすれば十分です。しかし、人間の健康にもビタミン・ミネラルが必要なように、健康に育てるなら植物にとっても微量のミネラルは必須の栄養です。
じゃがいもはミネラルバランスよく健康に育つと収穫量も増え、味もよくなります。
健康に育つからじゃがいもの本来持っている元々の風味が濃くなるのです。
味に大きく影響するものにはとことん取り組む
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有機物の多い畑にする
僕らは化学肥料のみではなく、えん麦という休閑緑肥と呼ばれる植物を栽培し、すき込むことで畑に有機物を混ぜ込んでいます。
同じ畑で同じ作物を作り続けると病害虫が発生しやすくなるので、通常農家はその畑で作付けする作物を年ごとに入れ替える「輪作」ということをします。
須田農場では、その輪作のサイクルの中で1年間、休閑緑肥を育てています。
1年間その畑から収穫することができなくなるのですが、有機物をすき込むことができるので、土壌中にいる微生物の栄養となり、来年以降に栽培する作物にいい影響を与えることができます。
栽培品種
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男爵薯
日本におけるジャガイモ栽培の歴史の中でもメークインと並んで古い品種。
比較的煮崩れしやすいため長時間の煮込みにはあまり適していない。
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きたひめ
ポテトチップス用に開発された品種。
揚げた時の色が優れているため揚げ物に向いている。
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ホッカイコガネ
細長い形をしている。
フレンチフライ用の品種とされているため、揚げ物に向いているが、煮崩れしにくいため基本的に何でもこいな品種。